文化・芸術

NODA・MAP「キル」

NODA・MAPの「キル」をシアターコクーンに観に行く。

何層にも重なるプロット、舞台美術のすばらしさ(こんな形で「距離」を出すとは)、言葉遊びが紡ぎ出すイメージ、イメージの連鎖、そして展開していく物語。そして役者のアンサンブル。素直に、観て良かったと思ったのでした。

あ、ちなみに、広末涼子と妻夫木聡がメインを務めるという、その意味でも話題かもしれません。むしろ、作品としては結髪とバンリの2人がしっかりと固めることによってメインが活きる、という感じに仕上げてあります。

前売りは完売でも、当日立ち見なら間に合うはず。映画を1本観に行くくらいなら、こっち観ときましょう。

そして、NODA・MAPのDVDが全く出ていないことに愕然。WOWOWで放送した10年前の「キル」はDVD化されていないのか・・・

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聖者のお水

題名を見てエッチなものを感じた方、残念でした。

本日はアリストパネス・カンパニーの公演「聖者のお水」を見て参りました。
アリストパネス・カンパニーという劇団は松陰神社前のスタジオARを拠点に活動を続ける劇団のようですが、寡聞にして知りませんでした。というよりも、松陰神社前の普通の住宅街の一角にいきなりスタジオがある、というなかなかいいロケーションです。

この「聖者のお水」はジョン・M・シングというアイルランドの劇作家が書いた作品です。
あらすじについて細かく書くのは野暮ですので、興味のある方は「聖者の泉」として和訳もされていますので、探してみてください。
人間の欺瞞と醜さを痛烈に描き出したこの作品、かなり見ていて不快にさせられました。と書くとけなしているように思えるかもしれませんが、これは役者の演技がすごかったからです。特に高橋耕次郎の演技はすさまじかったです。

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イサム・ノグチ展

遅ればせながら、東京都現代美術館に、イサム・ノグチ展を見に行ってきました。

駅から普通の商店街を通って、周りにバーミヤンやら韓国料理屋やらがある、本当にごく普通の一角に突如として?東京都現代美術館はあります。この立地は良くも悪くも東京という都市を象徴しているような気がします。日常の中に異質ながらも溶け込んだ美術館です。

イサム・ノグチの名が広く知られているせいか、入場チケットを買う時点で既に長蛇の列。中もかなり混んでました。普段は高知県のイサム・ノグチ庭園美術館に行かないと見られない彼の代表作の「エナジー・ヴォイド」は、すさまじい存在感でした。見る者の内的時間を一旦止めてしまうような、そんな彫刻です。
こういうものを創り出すというのは、まさに芸術家の仕事です。

中庭に設置されていたPlay scruptureやTetra Mountainで子供が楽しそうに遊んでいるのを見ると、「人々を幸せにする作品」とはまさにこういうものを指すのだなぁ、とまた感慨にふけるのでした。置いてあるだけで子供が楽しく遊び、親が、大人が、ついつい自分も遊びたくなるんですよ。見ていて、モエレ沼公園 に行ってみたくなりました。

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怒りを込めてふり返れ

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土曜日のことなんですが、紀ノ国屋ホールに地人会の公演「怒りをこめてふり返れ」を見に行きました。
イギリスの階級制度のはざまで苦しみ、そして自己の苦しみの中であがく、そんな主人公と、彼を理解しつつ、あるいは突き放しつつ、惹かれ、離れ、とすてきなヒューマンドラマにもなっている名作です。
目の前で役者さんがすさまじいテンションで演じているのを見ていて、ぐったりとへこんでいっていました。
ひたすら世の中への呪詛をはき続けるジミイ。それに耐えつつ、心が腐ってしまっているのか、言葉に感情がこもらないアリソン。このいびつな関係に気づきつつ、唯一の?傍観者であり続けようとするクリフ。そして、最初は反発していたものの、飲み込まれていくヘレナ。

話がきれいに?完結するラストになっても救われた気持ちがしなかったのは、
私のテンションが役者に負けて下がっていたからかもしれません。

いい芝居ですよ。映画化もされているようです。日本未公開みたいですが。

そして、そんなお芝居を観た後のご飯は「銀座なかなか新宿店」でした。創作和食。おいしゅうございました。

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ラリー・クラーク「パンク・ピカソ展」

日曜のことなのですが、ワタリウム美術館ラリー・クラークの「パンク・ピカソ展」を見に行きました。
なんでも、ラリーは兵役から故郷のタルサに帰ってきたら、友達がみーんなドラッグに染まっていたんだそうで。その姿を写真に撮り始めたのが、彼の写真家としての出発点らしい。
そんなタルサ時代から、9.11の様子を自宅から撮った写真まで、かなりの数の展示がされていました。

基本的にはセックスやドラッグなど、アメリカの闇のようなものを撮っているラリーですが、中には映画「キッズ」の撮影の合間に仲良く眠る役者たちの姿を収めたものもあり。そういった「安らぎ」の写真を見ると、彼は本当はこういう安らぎが欲しかったのではないか、と思ったのでした。

この写真展、パスポート制になっていて、1回入場料を払うと会期中は何回でも見られます。また行きますよ。

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イサム・ノグチの写真展

銀座にあるイサム・ノグチの写真展に行ってきました。というか、通りがかりに見つけて、入ってみました。

ノグチはボーリンゲン基金の助成金で世界を飛び回り、各地で撮った写真を残しました。
撮られた写真は当然ながら、彼の視点が反映されたものになっています。ディテールであったり、構図であったり。
ノグチのインスピレーションがこういうところから生まれてきたんだな、という一端が見えるのでは。

ちなみに、この展示会、無料です。エルメスも粋なことやってくれますよね。
偶然の中にいい出会いがある。といういい見本。


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インテル入ってない

ヨーロッパ企画という劇団の第16回公演、「インテル入ってない」を見てきました@下北沢駅前劇場。

小道具がびっしりの舞台。最初の「つかみ」から笑わせてもらいました。
非常にテンポよく話が流れていき、1時間50分があっという間に過ぎていきました。
以下、ネタバレにならない程度で。

舞台上に小道具がかなり細かく置いてあったり(小劇場では珍しいのではないでしょうか)、開演直後には各役者さんたちの動きが「だらだら」に見えたり・・・こういった細かいところまでが計算されていて、すごかったです。
ビデオの使い方がびっくりです。「使いたいから」ではなく、「伏線」として存在し、さらには演出上の効果もしっかりあり。

あらすじなどは、これから見に行く方の楽しみを奪わないために省略いたします。

公演そのものは明日で終わってしまいますが、明日見に行かれる方がいらっしゃいましたら、是非是非どうぞ。

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